
阿蘇の草原は、九州全域の水を育む大切な源です。
その草原を未来へとつなぐため、熊本県と公益財団法人阿蘇グリーンストックは、
新たに「九州の水を育む阿蘇の守り手基金」を立ち上げました。
この基金は、阿蘇の草原が果たす水源涵養の役割に着目し、
企業・自治体・住民など、流域の受益者の皆さまからの寄付を受け入れ、
草原の保全活動を支援する仕組みです。
寄付金の配分は、熊本県および地元市町村等で構成される「配分検討委員会」にて決定され、
阿蘇グリーンストックが事務局として、地元牧野組合等への支援が円滑に届くよう運営を担います。
これまで阿蘇グリーンストックは、「野焼き支援ボランティア」など人的支援を通じて
草原の維持に取り組んできましたが、今後はこの基金を活用し、
金銭的支援も組み合わせながら、阿蘇の草原を次世代へと受け継ぐ活動をさらに強化してまいります。

九州の水を育む阿蘇の守り手基金チラシデータ (PDFファイル:1.22MB)
基金の仕組みと運営体制
• 熊本県が基金の募集・広報を行い、阿蘇グリーンストックが基金の管理を担い、企業・自治体・個人からの寄付を受け入れます。
• 基金の公平性・透明性を確保するため、熊本県(環境立県推進課/阿蘇草原再生・世界遺産推進課)が事務局となり、「配分検討委員会」を設置。委員会では貢献度評価指標を提示し、寄付金の適切な配分を決定します。
• 阿蘇グリーンストックでは上記の決定に基づき地元牧野組合等に寄付金を配分します。
この基金は、阿蘇の草原を守る「新たな担い手」を育てるための大切な一歩です。
皆さまのご支援が、阿蘇の自然と文化を未来へとつなぐ力になります。
詳しくは熊本県のHPをご覧ください(https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/49/241676.html)。
寄附金申出書はこちらからダウンロードください。
下記より申出書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、公益財団法人阿蘇グリーンストックまで郵送もしくはファックス、メール(mamoritekikin@aso.ne.jp)でお送りください。