門田 望さん

 人生の大半を過ごした関西からカミさんの故郷「菊池市」へ移住しました。

 春の草原の緑を求めて、西原村宮山から一ノ峰〜ニノ峯〜冠ヶ岳へ、山歩き。ギョギョ、なんじゃこりゃ!?目の前に広がるのは丸裸の黒焦げの焼け野原、剥き出しの岩肌、無残な光景に山火事か?いやいや焼畑耕作?と驚くばかり。これが野焼きの後の末黒野(すぐろの)の初体験でした。

 2018年、「野焼き支援ボランティア」を知り入会しました。初参加は2月、雪のちらつく村山牧野での輪地切り(草寄せ)、野焼きは下磧牧野、11月に下磧牧野で刈払機デビュー、初めての年は5回だけの参加でした。

 数年は、土日の参加が難しく野ボラの回数は少ない一方、翌年からスタートした茅仮(茅束つくり)は、平日限定だったこともあり割と多く参加し、気付けばすっかり常連さんになっていました。

 2021年からは土日も参加可能になり回数を増やし、色々な牧野や作業を体験しました。「寒い寒い」と軽トラの荷台で震え、「暑い暑い」と草刈り・草寄せに音を上げながらも、雄大な阿蘇の草原を駆け回る爽快感と達成感があり、すっかり野ぼらに嵌ってしまいました。

 2022年、リーダーへの打診、年齢を考えると躊躇するものがありましたが、牧野をそして野ボラの活動をもっと深く知りたいと思い、受けることにしました。出来る限り多くの活動に参加をし、全体リーダーを何度か務めましたが、活動の後は反省の繰り返しです。もうすぐ後期高齢者の仲間入りで、短い期間でしたがリーダーはもう無理かなと思いながらも、未熟・不完全燃焼、こんな忸怩たる思いのままでは終われない、もう少し頑張りたい。もうしばらく阿蘇の牧野のお手番を愉しませて下さい。よろしくお願いいたします。

 最近、国、自治体そして企業参加の取り組みに阿蘇の草原維持の希望の光を感じます!そして草原は若い力を待っています!

(草原だより 102号より)