梅田貴代士さん

「ワー!気持ちい~イ!!凄~イ!!」阿蘇山を見て誰もがこの感情を口から出す瞬間です。友人又は知らない観光客がこの言葉を発する時「よっしゃー!」と私は心の中で呟きます。

ボランティア活動を始めて9年目、なんと「や・り・が・い・」のある活動でしょう!熊本に勤務中新聞記事を見て研修に即申し込み、本当に「良かったな~」と痛感しています。

ボランティア活動前夜、必要なものを玄関に準備し、早朝暗い中エンジンを始動、約15分で高速にのり、そのあたりから車内はカラオケボックスと早変わり、八女の辺りで遠く日田の山から朝日が上りはじめ、その時流れる好きな曲に何度涙したことやら。そして外輪山の草原を眺めながら進み、カルデラ越しに阿蘇山が観える時は、その為にジワジワと山登りをして山頂に到着した直後の眺望の様に、阿蘇は何処から見ても雄大で気持ちがいいものです。

集合場所に着いたら価値観をともにする同志の方々との楽しい会話、作業では緊張の中その現場からしか見られない阿蘇の景観に心を癒され、終了してゼッケンをはずす時の爽快&達成感などなど、活動を通して得られる貴重な一日は充実感でいっぱいです。(帰ってからのビールが旨いこと!!)

美しい「草原」を維持することで、阿蘇を訪れる観光客の方々に、 「お・も・て・な・し」をして、その結果有形無形問わずいろんな形で「倍がえし」いや「10倍がえし イヤ それ以上・・」でもなれば益々私たちの活動は非常に遣り甲斐があります。千年以上の歴史の後継者ましてや世界農業遺産や九州の水がめの一翼を担う活動です。皆さ~ん!いっしょに活動しましょう!!

(草原だより58号より)