阿蘇グリーンストックが「熊本宣言」に賛同しました

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グローバル・ネイチャーポジティブ・サミット2026閉幕
自然共生社会の実現に向け、阿蘇からネイチャーポジティブの実践を世界へ

公益財団法人阿蘇グリーンストックは、2026年7月14日(火)・15日(水)に熊本市で開催された国際会議「グローバル・ネイチャーポジティブ・サミット2026(GNPS2026)」に参画し、公式サイドイベントの企画や公式エクスカーションの実施を行うとともに、同サミットで採択された成果文書「熊本宣言」に賛同しました。

今回のサミットには国内外から多様な主体が参加し、宣言の賛同者は計85に上りました。県内の公的セクターとしては、熊本県・熊本市とともに、当財団が賛同者となりました。

熊本宣言(草原・地域コミュニティに関する抜粋)

熊本宣言は、自然資本の回復と持続可能な社会への転換を世界全体で進めるための決意を示した文書であり、阿蘇地域の自然・文化・コミュニティの価値とも深く響き合う内容が含まれています。

宣言では、熊本地域について次のように述べられています。

「この地域は、自然が経済活動、地域住民の生活、食料安全保障、文化遺産、災害リスクの軽減、コミュニティのレジリエンスをいかに支えているかを深く理解しています。」(熊本宣言より)

また、地域協働の重要性について、次のように記されています。

「都市部、企業、農業コミュニティが連携し、生物多様性の重要な要素である共有の自然資源や生態学的プロセスを保全できることを実証しています。」(熊本宣言より)

さらに、自然と人間活動の調和を重視する「公正な移行(Just Transition)」について、次のように強調されています。

「自然と人間活動の調和のもとで自然を守る日本の里山モデル…地域社会の生計を守り向上させ、社会的公平性を促進し、周縁化されたコミュニティのエンパワーメントにつながる『公正な移行』を受け止めること。」(熊本宣言より)

そして宣言は、次の言葉で締めくくられています。

「人々にポジティブな未来を実現する唯一の道は、ネイチャーポジティブな未来を築くことです。」(熊本宣言より)

これらの内容は、草原が育む水源涵養機能、生物多様性、景観、文化、そして地域コミュニティの営みを守り続けてきた阿蘇の取り組みと強く共鳴するものです。

阿蘇グリーンストックの立場と今後の展開

阿蘇地域は、世界的にも希少な草原景観と自然資本を有し、その保全は地域の暮らし・産業・文化を支える基盤となっています。

当財団は、「都市・農村、企業・行政」の4者連携をビジョンとして掲げています。これは、熊本宣言に示された「都市部、企業、農業コミュニティが連携し」という理念の実践であり、地域と野焼き支援ボランティアの協働による野焼き、次世代への学びの場づくりなど、自然共生社会の実現に向けた取り組みを長年にわたり進めてきました。

今回の「熊本宣言」への賛同を契機として、当財団は以下の取り組みを一層強化してまいります。

  • 草原維持への一層の努力と地域協働の深化
  • 草原の価値の可視化と国内外への発信強化
  • 国際的議論への継続的参画と阿蘇モデルの共有
  • 自然資本としての草原の価値を企業・行政・地域とともに高める連携の推進

阿蘇から、自然と共に生きる未来を世界へ。 当財団は、地域とともにネイチャーポジティブの実現に向けた行動を力強く進めてまいります。

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